富山県☆とろろ昆布おにぎり

きくいもde旅気分!

💫伝承地域は県内全域

💫使用食材は白と黒のとろろ昆布・米

<歴史ー由来ー関連行事>

おにぎりといえば海苔ではなくとろろ昆布を
まくのが富山県民の定番で、とろろ昆布を
使った料理の代名詞

富山県は昆布の消費量が全国屈指では
あるが、実は県内で昆布はほとんど採れない

富山における昆布文化のはじまりは江戸時代に
日本海沿岸を運行していた北前船に起因
各地の特産品を輸送していた北前船は富山も
寄港地にしており、その際とりわけ北海道産の
昆布が大量に購入

明治時代には開拓者として北海道に移住した
大勢の富山県民が、故郷にいる親類に昆布を
送るなどの交流が生まれたことも深く関係
現在もほとんどが北海道産

とろろ昆布は、酢漬けにした数種類の昆布を
重ねてから固め、その表面を削り出して作る
削る過程で表面の黒いとろろから中心の白い
とろろへと変化

富山県独特の黒とろろは酸味が強く、白とろろは
酸味が控えめでソフトな食感
程よい酸味と旨みのバランスが絶妙なとろろ昆布は
ふっくら炊いた白米との相性が抜群

<食習の機会・時季>

長期保存ができるため、とろろ昆布はほとんどの
家庭で常備されてる
とろろ昆布のおにぎりは、普段のお弁当は
もちろん町内の会合、祭り、子供の運動会
遠足など、人が集まる時には決まって
作られており、子どもにも大人にも人気料理
海苔のおにぎりと違い、時間が経過しても
ふわっとした柔らかさを保つことができるのも魅力

<飲食方法>

とろろ昆布は白と黒の両方を用意し、ほぐしてから
それぞれをお皿、またはラップに広げておく
ご飯を炊きおにぎりを握りとろろ昆布の上に
置いたら、おにぎりを転がし昆布を全体に
まとわせる
やさしく包み込むように巻くのがポイント!

中の具は梅干しなどのほか、昆布の佃煮を
入れてダブル昆布のおにぎりを作る人も

【富山 とろろ昆布のおにぎり】

材料(おにぎり6個分)

ご飯   2合分
黒とろろ  30g
梅干し    3個
たらこ    1/2本
塩      少々

作り方

1、お皿もしくは紙などの上に黒とろろ昆布を
まんべんなく広げる

2、梅干しは種をとっておきたらこは
一口大に切っておく

3、ボウルに炊き上がったご飯を移し
塩を均一に混ぜ込む

4、具材を真ん中に入れておにぎりの形を整える

5、おにぎりの表面に黒とろろ昆布をたっぷりとまぶす

6、無駄がでないように、昆布はしっかりと密着させる

出典:農林水産省(うちの郷土料理)
レシピ提供元名 : 高岡食のブランド推進実行委員会
資料提供/株式会社 室屋

富山県の郷土料理
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/area/toyama.html

🌟菊芋ぷらすどこ?🌟
ご飯は炊くときに、菊芋パウダーを小さじ2
入れて炊いたものを使用

ごきげんよう👋

キクイモニスト
Topinambur