Topinambour à I’Anglaise 英國風の菊芋料理

【西洋料理精義】
著者:手塚 かね子
発行:昭和14年(1939年)8月25日

(引用箇所:P149)

トピナンブール・ア・ラングレーズ
Topinambour à I’Anglaise(佛)
「英國風の菊芋料理」

菊芋を、大きい梅の實形に剥き、
或は家庭向きには無駄の出ぬ様な
賽形、いてふ形、又は小さい芋
ならば輪切りの面とり(角を細く
削る事)等好みの形に切り分けて、
一寸アク抜きして水氣を拭きとり、
焦げないやうに牛酪で煠め、半分
軟らかくなつたとき薄いソース・
ベシャメル(上巻・一四五頁参照)を
加へ、蓋をして煮ます。
野菜皿に盛り、晒しパセリをふり
かけて供します。

調理法で菊芋の切り方1つにしても
いろいろな切り方を説明してある
ところが面白い🧐

實形(じっけい)→そのままの形
賽形(さいがた)→サイコロの形
いてふ形→イチョウの葉のような形
面とり→角を細く削る

※ベシャメル(Béchamel)とは、
フランス料理の基本ソースのひとつで
バターと小麦粉を炒めて作るルーに
牛乳を少しずつ加えてなめらかに
仕上げるソースとのこと

菊芋のホクホク感とクリーミーな
ソースが相性抜群😋

ごきげんよう👋

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「味の素食の文化センター」