テルペノイド

過去に紹介した書籍の中には、内容を深く
掘り下げていないものも多かったので
いくつか学べるポイントを順に3つ引用し
ご紹介いたします。📚
書籍:2014年発行「菊芋ってなに?」
著書:高橋玄朴
(引用箇所P56~P57)
<テルペノイド>🧐
蓬のもキク科の植物で、蓬のエキスを
入浴剤にしたり、洗髪のときにふけ防止に
使ったりすることがあります。菊芋の葉でも
同じようなことができるかもしれません。
(一部省略)
その根拠は、蓬にも菊芋の葉にもセスキテル
ペノイドという成分が含まれているからです。
ひまわりには炎症やアレルギー反応の抑止効果
があることなどから、中国では、ひまわりの
葉が使われてきました。これがヒントになって、
菊芋の葉はそのような効果のある成分がないか
調べられてセスキテルペノイドが見つけられ
ました。
六種類ほど見つかっていますが、その中
には、炎症を起こす遺伝子発現を抑える
性質を持っているものがあることが確認
されました。
テルペノイドはテルペンの仲間です。
テルペン油として溶剤や塗料に使われ
ますが、これらの分子の仲間はたくさん
あります。キク科の植物だけでなく
かんきつ類、バラなどの香り成分でもあり
ます。アロマテラピーなどで使われるテル
ペン類を含んだ植物のうちジャーマン
カモミール、ジンジャー、パチュリー、サン
ダルウッド、ニアウリ、ペパーミント、
セージなどがセスキテルペノイドを含んで
います。これらも大雑把に言って、抗炎症、
抗アレルギーの性質を持っています。
このようなことから、菊芋の葉に同様の
効果あることが十分に考えられます。
ごきげんよう👋
日本菊芋協会
キクイモニスト
菊子/犬凛
Topinambour
Artichoke
