菊芋はなぜでこぼこになるのか

過去に紹介した書籍の中には
内容を深く掘り下げていないものも
多かったのでピックアップした3つを
順にご紹介いたします。📚

書籍:2014年発行
「菊芋ってなに?」
著書:高橋玄朴

(引用箇所P194~P195)
菊芋には、小さくて丸っこいときから
とがった小さな芽があります。そこから
芋が膨らんで大きくなります。膨らんだ
ところにまた芽がたくさんできて、膨らん
でいくというように成長をしていきます。
このようなわけで、大きくなればなるほど、
でこぼこが増えて生姜のような形になります。
このような性質があるからでしょうか。
土壌がやわらかく水分と栄養が十分で、
日当たりがよいと、芽が成長するより早く
本体が成長して、でこぼこ状態が少ない
芋ができるようです。密集させて育てると、
日当たりが悪くなるので、そういうところ
では、小さくてしかもでこぼこが多い芋と
なる傾向があるようです。そういうことも
加味して、できるだけ株間を空けて、
日当たりと風通しのよい環境で
育てることをお勧めします。
株間は、最低六〇センチから九〇センチ
あけて、畝と畝の間隔も一メートル以上に
するといいでしょう。どうしても密集して
育ててしまいがちですが、そうすると、
菊芋畑の外周に植えたものは芋が大きく
育つけれども、中央に近いところでは茎も
大きくならないし、芋も小さくなって
しまいます。種芋を植えるには、畝の
峰に、深さ一〇センチから一五センチ
ぐらいの深さに植えると育ちがよいようです。

ごきげんよう👋

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