②食べるつど掘り上げる

雑誌のご紹介
【やさい畑】2024年12月冬号
引用箇所(P47)
②収穫
~葉が枯れたらとり時
食べるつど掘り上げる~
霜が降りると、葉と茎が枯れます。
塊茎にじゅうぶん養分が行き渡る
よう、収穫はこの時期まで待ちます。
「キクイモは皮が薄く、一気に掘り
上げてしまうとどんどん水分が抜けて
しなびてしまうので、食べるつど
掘ってください」と、舞田さん。
地下の塊茎は寒さに強く、サツマ
イモやサトイモのように凍害の
心配はありません。畑で越冬させる
ことができるので、翌年の種イモ用
の株は目印代わりに茎を残して、
春まで土の中に置いておきます。
<注意!>
💫野生化しないように残さず掘り取る
キクイモは多年草で、繁殖力が強い
ため、畑に残すと野生化してはびこる。
掘り上げたときに小さな塊茎も残さず
回収することがたいせつ。
① 掘り上げ作業のじゃまになる茎を
刈り取る。種イモ用の株は、目印に
なるよう50cmくらいの高さで
切り残すとよい
② 株の外側20cmほどの所にショベル
をさし込む。てこの原理で株を掘り
起こし、浮いたら手で引き抜く
③ 株の下側にたくさんの塊茎がついて
いる。土の中にもあるので、とり
残しがないように
【ナイスダンドリ】
~畑の真ん中は避け、隅に植える~
畑の真ん中に植えると、どうしても
日陰になる畝が出る。また、種イモを
取る株は春まで畑に残すが、真ん中に
長期間残っていると作付け計画が立て
にくくなる。植える場所は隅や通路
沿いなどがよい。隣接する畑の所有者
にも配慮を。
畑をお借りして菊芋栽培をされた方で
よく問題になるのがこの点です📝
しっかり掘り上げて畑を返したつもりでも
小さな菊芋が少しでも残っていたら
どんどん繁殖していくので
次の作物に大変な影響がでてきます。
借りる方はもちろん貸す側もその点を
十分気を付けて契約していかないと
ですね🧐
どんなに小さな畑でもルールや配慮は
とても大切で心がけたいものです✨
ごきげんよう👋
日本菊芋協会
キクイモニスト
菊子/犬凛
Topinambour
Artichoke
