書籍:副食物としての香物八百種

【副食物としての香物八百種】
編者:料理研究會
印刷者:西見茂
発行:昭和11年(1936年)5月20日

昭和11年発行の書籍に800種類もの
漬物のレシピが記載📚
菊芋の漬物が2種類掲載されており
貴重なレシピ!
戦前から続く健康のための漬物として
菊芋も貴重な食材だったかと思うと
やはりこれからも見直されないと
いけない野菜の1つだと感じます。
2回に分け引用させていただきます🧐

(引用箇所:P90)

【菊芋―粕漬】(→「粕漬類」)

大きさの揃ひたるものを選み、
よく水洗ひして、水を斷り、並口に
鹽漬にして、水が上りましたらば、
出して水を切り、半日程陽に乾して、
鹽を加へました粕に漬け(抜き粕が
あれば一番よろしい→「熟れ粕」)ます。
一ケ月程しましたら、出してよく
粕を拭き去り、新たに熟れ粕
(→「熟れ粕」)に漬け替えます。
四五ケ月程して食べられます。
又、洗ひまして、芋の水を切り、
日に乾して、皺のよるやうになり
ましたらば、直ちに粕に漬け込ん
でもよろしう御座います。

昭和初期には粕漬が定着して
いたのでしょうか💫
「抜き粕」「熟れ粕」という言葉は
知りませんでした😅
当時の漬物技法をそのまま伝えており、
保存食としての知恵も勉強になります🧑‍🎓

ごきげんよう👋

※出典閲覧
「味の素食の文化センター」

日本菊芋協会
キクイモニスト
菊子/犬凛
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