秋田県☆あさづけ

きくいもde旅気分!

伝承地域は県内全域

使用食材はうるち米・砂糖・酢
きゅうり・カブ・季節の果物

<歴史ー由来ー関連行事>

あさづけは米を煮て野菜や果物を
砂糖と酢で味付けした料理
一般に認知されている浅漬けとは
全く別もの米を使った甘酸っぱい
デザートのような位置づけ

夏は秋田県内各地でこの涼しい酢の物が
食される米を精製した時に出る砕け米を
秋田ではこざきといいこれを煮て練って
作ったものであることからこざき練り
また酢を使って味付けるため粉なますなど
地域によって呼び方が異なる

秋田は昔から二番米も余すことなく
麹米や漬物床などに利用してきたが
このあさづけもそのひとつ
秋田では昔田植えは女性の仕事だったため
ひと仕事終えた後に食べる甘みと酸味が
絶妙なあさづけは心身に染み渡って疲れた体を
癒やしてくれるごちそうだった

市場に出せないお米を上手に利用した
この料理はまさに農家の知恵がつまった伝統食
地域により入れる具材は様々できゅうりや
パイナップルミカン等季節の食材を
入れて各家庭で親しまれる

<食習の機会・時季>

米の白に色とりどりの野菜と果物が入り、
色彩が美しいことから、祝儀、不祝儀の取り回し
料理としても使われてきたが、来客時の
お茶請けや女性たちの集まりの一品料理と
しても人気子どものおやつの定番でもあり
食卓に添えて箸休めに食べたりする

<飲食方法>

米を洗い3時間以上水に浸したあと水切りをして
ミキサーに入れ水を加え、米粒が少し残る位まで
すりつぶして鍋に移す
水、砂糖、塩を加え中火にかけてゆっくりヘラで
かき混ぜながら練る
鍋のまわりがフツフツと煮立って透き通ってきたら
火を止めて酢を少しずつ加え荒熱をとる

冷めたらかぶやきゅうりなどの具材をまぜて
器に盛り上に季節の果物や缶詰をのせる
現在は手間をはぶくために、上新粉を使って
作る家庭も多くみられる

【秋田 あさづけ】

材料(10人分)

うるち米   150g
砂糖     250g
塩        少々
水   1,200cc
酢      80cc
きゅうり      1本
かぶ      100g
季節の果物     少々

作り方

1、米を洗って3時間以上水に浸す

2、きゅうりは塩でもみ、薄く輪切りにする
かぶは皮を剥いて丸ごと軽く茹でて、薄くい
ちょう切り

3、果物は洗って水気を切っておく
大きい物は適当な大きさに切っておく

4、すり鉢に水切りをした米を入れすりつぶし
米粒が少し残る位まですりつぶす
※ミキサー使用の場合は
水400ccを入れてすりつぶす

5、4を鍋に入れて水1,200ccを
入れて中火で練る
※ミキサーの場合は残りの水800ccを入れて
さらに砂糖、塩を加えてゆっくりヘラで
かき混ぜながら練る

6、周りがブツブツと煮立ち、
透き通ったら火を止めて
酢を少しずつ加え粗熱をとる

7、冷めたらかぶときゅうり等の
具を混ぜ、器に盛り、
上から彩りよく季節の果物や缶詰をのせる

出典:農林水産省(うちの郷土料理)
レシピ提供元名 : あきた郷味風土記
秋田県農山漁村生活研究グループ協議会

秋田県の郷土料理
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/area/akita.html

🌟菊芋ぷらすどこ?🌟
作り方6のときに酢の分量の1/4量を
菊芋酢にしました
(今回はカブなし)
菊芋酢と砂糖はてんさい糖を使用したため
仕上がりの色味が茶系になりました☺️

ごきげんよう👋

日本菊芋協会
キクイモニスト
菊芋アンバサダー
菊子/犬凛
Topinambur