熊本県☆一文字のぐるぐる

きくいもde旅気分!

伝承地域は熊本県内全域

使用食材は一文字、わけぎ

<歴史ー由来ー関連行事>
6代目藩主細川重賢の時代、肥後藩の
財政が苦しく立て直しを図り倹約令が
出された際に、安くて美味しい酒の
つまみとして考えだされたのがはじまり

一文字はわけぎの別称で、植えてある姿が
人の文字に見えたとか、またはねぎが「き」と
一文字で呼ばれていた御所時代の女房言葉
一文字草に由来

熊本県の一文字は白根の部分の膨らみが
特徴的な名産品

ぐるぐるとは、さっと茹でた一文字の
白根の部分を軸に青い葉の部分を、
ぐるぐると巻き付けたことで名付けられた

巻き付けた葉の先を指で切ると
とろりとした汁が出るので
これで巻き終わりをくっつける

こうしてひと口大にきっちり巻き付ける
ことでザクっという食べごたえのある食感を
生み独特の香りや甘みを楽しめる

一文字だけでつくられるシンプルな料理だが
酢味噌や辛味噌を掛けるとごちそうになる
栄養豊富な一文字を沢山食べられる

江戸時代から栽培されている
一文字の旬はもともと春だが、
郷土料理として通年提供したい
という需要が高まり、品種を
改良するなどして栽培時期を
増やしてる

<食習の機会・時季>
一文字は今は一年中とれるが冬を越し、
寒さで甘味が増した春先が旬
この料理が出ると春の訪れを感じる
という人も多い

昔はこんにゃくの刺身・マテ貝・ウバ貝の
煮しめ等と一緒にひな祭りの際には
欠かせないものだった

<飲食方法>
一文字をさっと茹で、冷ましてから
白根の部分を軸に青い葉の部分を巻きつける

そこに酢味噌や辛味噌を掛けたり
添えたりして盛り付け、色合いと
食感を楽しんでいただく
酒のつまみとしても食された

【熊本 一文字のぐるぐる】

材料(3~4人分)

一文字(わけぎ) 120g
塩        小さじ1

(調味料A)
白味噌      40g
砂糖      大さじ2
酢       大さじ2
みりん  小さじ2(赤酒) 

作り方

1、一文字は根を切り落としてよく洗う

2、鍋にたっぷりの水を入れて
塩小さじ1を入れて沸騰したら
一文字を根元の方から先に入れて茹でる
芯のかたさが残る位にさっと
茹でるが加減はお好み

3、2をざるにあげて冷水で冷やした後に
しっかり絞って水気を切る

4、白根から5cm上を折り白根を芯にして
青い葉の部分をぐるぐると巻きつける
一つひとつの太さ、大きさが同じになるように
丁寧に巻くと見栄えも口当たりも良い

5、調味料Aを合わせ酢味噌をつくって添える

※お好みで辛子酢味噌・梅味噌等でも美味しい

出典:農林水産省(うちの郷土料理)
レシピ提供元名
くまもとのふるさとの食レシピ集 ・上巻/熊本県

(熊本県の郷土料理)
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/area/kumamoto.html

🌟菊芋ぷらすはどこ?🌟
乾燥菊芋チップス10gを
水で戻したものをみじん切りに
細かく切ったものを調味料に混ぜる
(菊芋入り酢味噌)

ごきげんよう👋

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