大阪府☆船場汁(せんばじる)

きくいもde旅気分!

伝承地域は大阪市

使用食材は塩さば、大根

<歴史ー由来ー関連行事>
塩鯖のあらと大根を使った潮汁で
船場で古くから家庭料理として
親しまれてきた

鯖のだしがしっかりと生きた上品な
味わいを楽しめる一品
船場煮とも呼ばれる
魚のあらまで余さず利用する
大阪らしい始末の料理

船場は明治から大正にかけて
大阪の商業の中心地とし賑わった問屋街

当時、多くの奉公人を抱えていた商家の
食生活は朝夕が茶漬けと漬物、昼が一汁一菜と
いったごく質素なもので月2回だけ、
塩さばなどの魚が食膳にあがった
その魚の身をとった後の頭、骨、あらを使って
だしを取り、大根を煮たものが船場汁

魚のあらまで余さず使えて経済的でかつ
時間をかけずに作れることから忙しい商家で
重宝されて日常食として定着

<食習の機会・時季>
現在も日常食として家庭で楽しまれているほか
市中の定食屋などで提供される

鯖が旬を迎える秋や、温かい汁物が
恋しくなる冬に好んで食される。

<飲食方法>
昆布のだし汁で鯖の骨と大根を煮て仕上げに
塩で味をととのえる
薬味としてねぎを加える
元は塩さばのあらを使い、その塩気と
だしをそのまま味わっていたが、
近年では新鮮な鯖の切身で代用したり
仕上げに酢や醤油などを加えたりする

【大阪 船場汁(せんばじる)】

材料(4人分)

鯖     1尾(300g)
大根   10cm(440g)
葉ねぎ      1本(25g)
根深ねぎ   6cm(20g)
生姜 1片(70g)すりおろし
昆布     5cm(10g)
水        1リットル

【調味料A】
酒    大さじ2
薄口醤油 大さじ1
塩    小さじ1
柚子果皮   4g

作り方

1、鯖をよく水洗いをして適当な大きさに切り、
塩を多めにしてから1時間ほど置く

2、鯖の塩を洗い落とし、2cmに切る

3、鯖の頭と骨、切身をボウルに入れ熱湯に
かけたら冷水にくぐらせて水気を切る

4、大根は皮をむき5cmの長さの厚めの
短冊切りにし、さっと茹でる

5、根深ねぎ、葉ねぎ、3cmの長さに切り
繊維にそって千切りにし、水にさらして
白髪ねぎにする

6、分量の水と昆布、3のあらを鍋に入れ、
強火にかけて沸騰したら弱火にし、あくを
取りながら10分位煮てペーパータオルで漉し、
大根、3の鯖と中骨を加えて、ひと煮立ちさせて
味をたしかめ【調味料A】で味を調える

7、椀に大根、鯖の切身、中骨を盛り付けて
つけ汁を張り、生姜のしぼり汁を数滴落とし
白髪ねぎと柚子果皮を天盛りにして供する

出典:農林水産省(うちの郷土料理)
レシピ提供元名 : 日本の味 なにわの味
大阪府食生活改善連絡協議会

(大阪府の郷土料理)
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/area/osaka.html

🌟菊芋ぷらすどこ?🌟
作り方6のときに昆布と一緒に
菊芋チップス4gを加えて火にかける

ごきげんよう👋

キクイモニスト
Topinambur