よく育つには油粕・木灰・米糠・藁灰

【西洋蔬菜の作り方・調理法】
著者:篠原 徳之助
金森 越
発行:昭和8年(1933年)10月5日
(成美堂)
(引用箇所:P261~P262)
A作り方
場所を撰ぶことなど殆んどなく良く
育ちます。繁殖は専ら根分に依つて
行ひます。秋十ニ月頃莖葉の枯死した
後三月發芽するまでの期間ならば
何時でも根を掘上げて株分をし
植付けます。畦巾一米株間半米
内外で足りませう。
肥料を求めることなど少ないけれども
植付の際に油粕、木灰、藁灰、
米糠等少量に施せば旺盛な發育を
示します。一―ニ回中耕をなし
其の際下肥を施せば一層肥大した
ものを得ることが出來ませう。
七月頃から黄色の花を開きます。
花は切り取つて切花となり秋、
地上部の枯死するのを待つて根株を
掘起し根に生ずる芋を収穫致します。
この芋は土中で翌春まで越冬致し
ます必要な時に取り出して調理に
供します。
B調理法
凸凹が多く形が悪いので、小刀で
刮ぐ様にして叮嚀に皮を剝きます。
好く洗つて、水から、鹽を加へて茹で
ます。沸騰し始めてから約二十分位で
軟かになります
茹ですぎると崩れますから注意
しなければなりません。
今も昔も栽培方法や収穫時期も
あまり変わってないようですね🧑🌾
「油粕・木灰・米糠・藁灰」を利用
するとよく育つとあり肥料についても
とても参考になります🧐
もともと菊芋は生命力が強くて
育てやすい野菜の1つと言われてますが
梅雨時期など高温多湿の地域、天候の
状況によっては白絹病が広がり
腐敗してしまうことがあります。
ただ、これらの肥料を少しでも加える
ことによって予防につながります!
ごきげんよう👋
※出典閲覧
「味の素食の文化センター」
日本菊芋協会
キクイモニスト
菊子/犬凛
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