西洋蔬菜の作り方・調理法

【西洋蔬菜の作り方・調理法】
著者:篠原 徳之助
金森 越
発行:昭和8年(1933年)10月5日
(成美堂)

ヨーロッパなど西洋から伝わってきた
野菜の紹介が記載された著書📚
菊芋については栽培の仕方、レシピ
3つが掲載されています。
こちらも順次分けて引用させて
いただきます🧐

(引用箇所:P260)
一 エルサレムアテイチヨウク
(きくいも(菊芋))

英名:JerusalemArtichoke
エルサレムアーテイチヨウク
和名:菊芋
キクイモ 
フランス名:Topinambour
トピナムブール
ドイツ名:Erdapper
エルドアツペツル
學名:HelianthusTurberosus
ヘリアンサスチューベロツサス
植物科名:菊科

草丈一米―ニ米に達し細長い葉を
五生し、葉と莖には茸毛が密生して
甚だ粗野な感じのする多年草であつて
秋には頂きに枝を分つて黄色の八重の
菊の花を付けます。
所々の庭、農家の前栽などに夏から
秋にこの花の咲いてるのを到る
ところ見受けます。之等は食用を目的
として作つて居るのではなく、秋花を
見るためのものでありませう。
 我國にこの植物が來たのは旣に古く、
文久年間にヨーロッパ人が横濱に
もたらしたものであらうと云はれて
居ります。其後全國的に繁殖して
居りますが調理法が知られない爲に
其の特有味を處理する事が出來ず
利用せられず、唯、田舎の觀賞花卉
として放置されて居ります。

この当時は菊芋の調理法が知られて
いなかったためまだまだ観賞用の花
としての認識だったんですね🌼
このような西洋蔬菜の書籍から
異国の風を日本にもたらした
様子がわかります💫

ごきげんよう👋

※出典閲覧
「味の素食の文化センター」

日本菊芋協会
キクイモニスト
菊子/犬凛
Topinambour