レシピ⑨菊芋の味噌和へ

【病人用食物料理法】(榮養理科)
著者:服部 茂一
発行:大正9年(1920年)10月12日

⑨菊芋レシピ掲載
(引用箇所:P347)

「菊芋の味噌和へ」
材料
1、菊芋 二個
2、淺草海苔 一枚
3、白味噌大匙二杯
4、サツカリン少々出汁

1、菊芋二個は良く水洗して皮を剥き三分位の
亂切として水に浸け灰汁出しをして沸湯の
中に入れて茹いて置きます。
2、淺草海苔一枚は炙つて乾いた布巾に包み
細かく揉んで置きます。
3、白味噌大匙二杯を擂鉢に入れて
良くく(よく)擂り潰し出汁大匙三杯と
サツカリンほんの少量を加へて
尙良く擂り混ぜ裏漉にかけ
小鍋に取り一寸火を通し用意して置いた
菊芋と淺草海苔を入れて和へ器に盛つて
進めますと大變美味しい物で有ります。

どの料理にもサツカリンを少量加えることが
ありますが、そのちょっとした加減でご家庭の
味の変化も変わってくるんでしょうね。
甘みある味噌で和え、菊芋は茹でますが
しゃきしゃき感も少し残ってたのでしょうか!?
菊芋本来のほんのり甘みと
まろやかな味噌のコクと海苔の味わいが
口の中に広がりそうですね。

※出典閲覧
「味の素食の文化センター」

ごきげんよう👋

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