愛知県☆とうがん汁

きくいもde旅気分!

伝承地域は尾張地域、西三河地域を中心に県全域

使用食材はとうがん・とり肉・干し椎茸

<歴史ー由来ー関連行事>
愛知県は、とうがんの出荷量が沖縄に次ぐ全国第2位
とうがん料理も広く浸透

とうがんはインドが原産で中国を経由し
日本にもたらされたといわれる

奈良時代の文献にとうがんの記載があり
古くから食べられてた食材だったことが
うかがえる

夏が旬の野菜であるが皮が厚くかたいので
冷暗所などで保存をすれば冬までもつほど日持ちの
良い野菜だったため冬瓜と名付けられたといわれる

明治時代から栽培されている小ぶりの
とうがん早生とうがんが愛知県の
伝統野菜として知られて熟した実は
白い粉がつくのが特徴

近年は品種改良によって小ぶりの
ものが増えているが昔は大ぶりだったため、
戦後の食糧難の時代によく食べられていた

早生とうがんは、その白い粉が手につくこと
から敬遠され近年は琉球とうがんの栽培が主流

とうがんは淡白な味わいで味が染みやすいので
さまざまな料理に合うため味噌汁や煮物、
炒め物などさまざまな料理で使われる

数あるとうがん料理の中で親しまれてるのが
とうがんに出汁がきいたあんをかけた
とうがん汁である

<食習の機会・時季>
7月から10月のとうがんの収穫時期に
食べられる
95%以上が水分のため、夏の水分補給に
なるほか淡白な味わいのため食欲が減りがちな
夏のメニューに重宝
冷やして食べたり熱々にして夏の暑気払いと
して食すこともある

<飲食方法>
とうがんのわたをとって食べやすい
大きさにカットして皮をむいたら
鶏肉としいたけなどの具材とともに
だしで煮ていく
具材に火が通ったら片栗粉でとろみをつけて
馴染んだら食べる
とうがん以外の具材は家庭によって異なるが
だしがよく出るものが好まれる
油揚げを入れるのも人気

とうがんの皮は口当たりをなめらかにしたい場合
厚めに切ると良い
一方、皮を薄めに切ると、食感を楽しめるほか
皮の緑色が少し残り煮込んだ時の色合いが良くなる

だしは鰹や煮干しでなく、干し椎茸のだしで
つくることが多い

【愛知 とうがん汁】

材料(4人分)

とうがん  1/2個(900g)
鶏もも肉  200g
干し椎茸  3枚

【A】
だし汁   800ml
淡口醤油  大さじ4
みりん   大さじ4
酒     大さじ3
塩     少々
水溶片栗粉 大さじ2

作り方

1、とうがんはワタを除き3cm位の
角切りにし、皮は薄く剥く

2、鶏もも肉は一口大に切って
干し椎茸は水で戻して薄切りにする

3、鍋にAを入れて煮立て1と2を加えて
30分ほど煮る

4、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける

※レシピのアレンジ

できるだけ若いとうがんを使う
皮むき器を使うと薄く皮を剥くことができる

出典:農林水産省(うちの郷土料理)
レシピ提供元名 : あいちの郷土料理レシピ50選

愛知県の郷土料理
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/area/aichi.html

🌟菊芋ぷらすどこ?🌟
作り方2のとき干ししいたけと一緒に乾燥菊芋
チップスを5g水でもどす

ごきげんよう👋

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