徳島県☆おみいさん

きくいもde旅気分!

主な伝承地域は県内全域

主な使用食材は味噌・ご飯・さと芋
だいこん、だいこんの葉

<歴史ー由来ー関連行事>
みそで味付けた雑炊を指すおみいさん
その昔みそをみいと呼んでいたことから尊敬語の
「お」と「さん」を付けおみいさんになった

米が育ちにくい土壌とされていた徳島では
代わりにそばや麦を主食としていた他、
米を食べる際にさまざまな食材を加える
ことで量をかさ増しすることが多くあった

おみいさんもまた、大根や里芋をたっぷりと
加えて腹持ちの良い食事とし好まれてたようだ

作り方はみそで味付けをすることやいりこだしを
使うこと以外はあまり決まっておらず使う食材は
ニラ・みそ・豆腐などを入れることもあるなど、
各家庭によって個性豊かなおみいさんが作られた

野菜がたっぷりで栄養もあり、また経済的にも
優しい素朴で親しみやすい郷土料理と言える

<食習の機会・時季>
米が貴重であった時代に出来の悪く出荷できない
小米などをもったいないのでおみいさんに
使用することが多かった

みそ汁の残りや冷や飯を利用し食べ物を残さず
最後まで食べるために工夫された日常的な料理
として親しまれていたという

特に冬の時季は体を温めてくれる家庭料理として
よく食べられていたほか、病気などで体調が
すぐれないときに家族が作ってくれる
心休まる料理としても伝えられてる

<飲食方法>
里芋、大根、大根の葉を細かく切り、
煮干しでだしをとっただし汁に洗った米と
共に入れて煮立たせる

沸騰したら弱火にしてみそをある程度
塊のまま鍋全体に散らす
30分程するとみそがきれいに溶けて米が
やわらかくなるのでかき混ぜて蒸らしたら完成

みそを混ぜると焦げてしまうため
混ぜずにそのままにしておくことがコツ

【徳島 おみいさん】

材料(4人分)

米        100g
だし汁      4カップ
(煮干し15g)
里芋  250g(中5個)
大根       200g
大根の葉      1/2束
みそ        40g

作り方

1、【だし汁を作る】煮干しはだし袋に入れ
調理の前日または5時間前に水に浸し
だし汁をとる

2、米は調理の30分前に洗って
ザルにあげて水気を切る

3、里芋は、洗って土を落とし皮をむき厚めの
拍子木切りにする
※レンジの場合は皮の付きのまま6分加熱し
皮をむいて拍子木切りにする

4、大根の葉は洗って1cmに切り、大根は
短冊切りにする

5、鍋にだし汁、煮干し(だし汁を
とったもの)、洗った米、里芋、大根を
入れてから火にかける

6、5が沸騰したら弱火にして
みそを塊のまま所々に置く
30分くらいで、みそが溶けて米が
やわらかくなったら、大根葉を入れて
少し煮てかき混ぜて少し蒸らす

出典:農林水産省(うちの郷土料理)
レシピ提供元名 : とくしまの郷土料理/徳島県

(徳島県の郷土料理)
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/area/tokushima.html


🌟菊芋ぷらすはどこ?🌟
だし汁をつくるときに煮干しと
乾燥菊芋チップス6gを一緒に
水に浸しておく
(赤菊芋チップス使用)
大根の葉がなくネギ入れてます

ごきげんよう👋

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