メリケン粉の代りに用ふる菊芋

【病人用食物料理法】(榮養理科)
著者:服部 茂一
発行:大正9年(1920年)10月12日
~~含水炭素の少い料理(二十七種)~~
(引用箇所:P367~368)
「メリケン粉の代りに用ふる菊芋」
メリケン粉はパン粉と同様に多く用ひますが
是も禁物で有りますからメリケン粉の代りに
菊芋を用ひる事に致します 菊芋は皮を剥き
適宜の大きさに切り蒸籠に入れて蒸します
軟かく成つた頃取り出して裏漉しにかけて
用ひます又有る場合に於いては皮を剥いて
卸し金で卸し込む場合も有ります。
昨日に引き続き代用食材の工夫に驚き!
大正時代の知恵💡
糖尿病予防、糖質制限に菊芋を蒸して
裏漉し、もしくは皮を剥いて卸し金で
卸すという発想が面白い☺️
改めて大正時代からすでに菊芋そのものの
役割を担っていたとは💫
菊芋の食べ方だけでなく使い道としての
幅がぐんと広がりますね!
今回の投稿で著者の服部茂一氏の
「病人用食物料理法」の
ご紹介が最後となりました📚
現代の価値観ともどこか通じるような
知恵や工夫がたくさん掲載されてました。
引き続き菊芋がつなぐ昔の健康の価値観や
暮らしと知恵などを別の書籍にてご紹介
していきます🧐
ごきげんよう👋
日本菊芋協会
キクイモニスト
菊子/犬凛
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