レシピ㉗菊芋味噌の拵へ方

【病人用食物料理法】(榮養理科)
著者:服部 茂一
発行:大正9年(1920年)10月12日
㉗菊芋レシピ掲載
(引用箇所:P365~366)
「菊芋味噌の拵へ方」
材料
1、菊芋 一貫五百匁
2、糀 一升
3、鹽 四合
作り方
1、是は一寸變つた物で御座いますが普通の
味噌汁を吸い度(た)い時に是を出汁で
ゆるめて煮立たして頂きますと大變美味
しく糖尿病等にも糀に含まれる含水炭素は
宜敷く有りませんが醫師の免すかぎりは
大變結構です。
2、菊芋一貫五百匁の皮を剥き水洗して蒸籠
に入れて軟かく成るまで蒸し臼にて搗き
砕き冷めてから糀一升と鹽四合を加へて
搗き混ぜ飯杓子で良く掻き混ぜ尙充分搗き
合せ桶又は壺の中に入れて目ばりをして
涼しい所に置いて三週間位すると頂かれ
る様に成ります。
シンプルな材料でまさに発酵の恵み💫
一度にたくさん作り置きしておき、出汁や
お湯を注ぐだけで、即席の味噌汁になりますね。
菊芋の成分がしっかり染み込み腸がよろこぶ
嬉しい発酵食品😋
毎日の食卓にぴったりですね♪
ごきげんよう👋
※出典閲覧:「味の素食の文化センター」
日本菊芋協会
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