レシピ①菊芋のバター焼き

【病人用食物料理法】(榮養理科)
著者:服部 茂一
発行:大正9年(1920年)10月12日
①菊芋レシピ掲載
(引用箇所:P340)
「菊芋のバター焼き」
材料
1、菊芋 一個
2、バター
3、鹽、パセリ
1、菊芋一個は皮を剥き蒸籠の中に
入れて蒸し軟かく成りましたら
小口より薄く切つて置き別に
服部式パイ皿にバターを煮溶かし
その中に今の菊芋をたてかける様に
してならべその上にバター少量と
鹽とパセリの微塵切りにした物とを
ふりかけそのパイ皿をフライ鍋に入れ
上に服部式手輕天火を被せて焼きます
(上火六分 下火四分)
四五分間位すると焼けますから
取り出し温い内に進めますと大變
美味しい物で有ります。
~〜わけ登る麓の道は多けれど
同じ高嶺の月をみるかな~〜
💫書籍の中でレシピの後に詩が掲載
されてる箇所がいくつかあります
そのレシピに対する想いでしょうか・・・
なんと素敵な✨
作り方をみると当時なのでオーブンでは
なくフライ鍋にパイ皿を入れて焼く?
手輕天火(てがるてんび)を被せて
とあるので表面に焼き目を
つけてたんでしょうね!
そして服部式のキッチン道具?が
気になりすぎます。
きっといろいろあったんでしょうね!
なんとなくイメージがわくけど
なんとなく今と違う道具や作り方、
想像するのが楽しくなるレシピ
詩からもその人がどんな思いで
書いたのかを想像するのも楽しいです
きっと料理の仕方、アレンジなどは
たくさんあるけれど目指すものは
心満たされ美味しく食べる!?
みたいな感じなのかな~と
想像してみました🤭
※出典閲覧:「味の素食の文化センター」
ごきげんよう👋
日本菊芋協会
キクイモニスト
菊子/犬凛
Topinambur