大正9年☆病人用食での菊芋料理法!

貴重書の紹介

【病人用食物料理法】(榮養理科)
著者:服部 茂一
発行:大正9年(1920年)10月12日

服部茂一氏は、大正時代に活動していた
日本の栄養学者(食養研究者)で特に病人食の
食事療法に関する実用書の著者として知られ
ていた人物🧐
この書籍は当時の医療現場や家庭における
食事療法の実践的な知識を提供するもので
現在でも医療食として使われている流動食や
半固形食、それらの栄養価や保存方法なども
詳述されています

📚(引用箇所:P339)

菊芋の料理二十七種
菊芋の料理に就いて

糖尿病患者の食品中、肉類魚類牛乳玉子の
動物性及び豆類、菜類其外二三の野菜類を
用いた外糖分及び含水炭素を多量に含む物は
禁じて有りますがその進む可き食品中菊芋は
各醫學者の最も有功とみとめられる物で
有りますがその料理法はおろか菊芋の如何なる
物で有ると言ふ事さへ知らぬ人が多い様で
有りますから一寸照會して置きます
菊芋は八ッ頭又は生姜に似た物で御座いまして
その色は八ッ頭に良く似て中は眞白又は白黄色の
物で有ります、そして是はどんな荒地でも寒地
でも作る事が出來ます又是は高さ五六尺位まで成り
葉は船形の物で花は菊の花に似た無類の花が
美麗に咲く物で有ります私も作つた事が有ります
是は芝區三田四國町の三田育種園又は新宿電車
終點の日本種苗株式會社から賣出して居ります。

💫この次のページから当時多彩な菊芋
レシピが掲載されておりただただ感動・・・
その数なんと27種類もありました🫨

1ページにはまとめきれないので次回
より1つずつ掲載していきますね
漢字で旧字の変換が難しく、その時は
標準漢字で書きます。ご了承ください🙇‍♂️

※出典閲覧:「味の素食の文化センター」

ごきげんよう👋

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