明治39年☆古書から菊芋レシピ!

貴重書の紹介

【食道楽續篇】春の巻
著者:村井弦齋
発行:明治39年(1906年)5月19日

明治時代から大正期にかけて
活躍した評論家🧐
家庭の食文化を通じ、国民の生活
レベルを上げようと努めていた人物で
グルメ小説などではベストセラーになるなど
食文化の先駆者✨

食に関する数ある書籍の中から貴重な
2種類の菊芋レシピを引用しました
そのままの文書でご紹介します

(引用箇所:P321)

第九十 菊芋のフライ

菊芋は澤山出来るものですが食べ方を
知らない人が多い様です、あれは
一旦ゆでヽバターでいためて鹽胡椒で
味つけてパセリの刻んだのをかけて
出します、温い内に食べると大層
結構です、

第九十一 菊芋のフエタス

玉子の黄身二つへバター大匙半分と
メリケン粉大匙三杯と牛乳少しと
鹽少しとを混ぜて衣にしてゆでた
菊芋を油で揚げます、

フエタスの意味は衣をつけて
揚げた料理でフリッターのこと

料理語もさまざまで面白い!
言葉の変遷を辿っていくと、
料理の歴史=文化の歴史ですね

※出典閲覧:「味の素食の文化センター」

ごきげんよう👋

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